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西条・新居浜の注文住宅:マーク住研 一級建築士レポート モルタル

2015-11-16

外部の木工事が終わりました

板金屋さんが木部の最上端に水切を施工しました

その後に左官屋さんがモルタルのコスリを施工しました

 

 

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ビス穴の上からダボと呼ばれる木のフタをしてます

水切りもダボも水対策です

これがないと長年の間には躯体に水が浸入して

シロアリ被害や腐朽菌の増殖を助長します

 

モルタル施工のとっ角には樹脂でできた定規を取り付けています

角をきれいなとっ角に見せる為の部品です

 

モルタルは通常2回の重ね塗りで仕上げます 

1回目をコスリと呼びます

富調合(セメント量を多くします)で塗ります

2回目は仕上げで貧調合(セメント量を少なくする)で塗り上げます 

 

1回目のコスリのモルタルをしっかりと乾かすことがポイントです

これをしないと仕上げたモルタルにクラックと呼ばれるヒビ割れが出ます

ドロドロ状態のモルタルが乾くと収縮クラックが出やすいんです

このクラックを最小限にするのが左官さんの腕です

セメント量とか乾かす養生期間とかが経験なんですねェ

 

これが教科書通りにはいかないんです!!

ベテランの左官さんの腕の見せどころです