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西条・新居浜の注文住宅:マーク住研 一級建築士レポート 直下率と偏心率

2015-06-25

柱の直下率とは2階の柱の下に

1階の柱のくる率

耐力壁の直下率とは2階の耐力壁の下に

1階の耐力壁のくる率をいいます

 

マーク住研が採用している高品位住宅の設計基準では

柱の直下率を60%以上、耐力壁の直下率を60%以上に

定めています

 

このことに注力して設計すれば、少し安心です・・・・

 

もう一つ大事なことは

建物の重心と剛心です

 

重心とは建物の重さの中心をいいます

剛心とは建物の強さの中心をいいます

 

平面図で北側の方には水回りが集中して

壁が多くできます

逆に吹き抜けや広いリビングは壁が少ないですね

 

壁が多い部分は重心が寄ってくるし

得てして剛心も寄ってきます

耐力壁をバランスよく配置しないと

重心と剛心がづれてきます

 

このづれを偏心といいます

同じ間取りでも耐力壁(窓の位置)を

考慮しないと偏心率が12%を超えてしまい

南海トラフ地震には耐えられないかも・・・

特に建物外周の4隅はとても大事な役割を

持っています

この4隅に窓やドアーがあるのは

極力排除したいですね

 

決して高い材料を使うのではなく

柱・耐力壁や窓をバランスよく配置することで

耐震等級3相当の家ができあがります

 

家族の命を守るシェルターの役割を担う住宅です

優先順位の一番は、地震に強い住宅ではないですか?

マーク住研では、耐震等級3相当が標準仕様です